高殿アカリのゆるゆるブログ

映画、漫画、小説など心に刺さったものについて、ゆるゆると書いていくブログ。ときに、ちょっとしたエッセイ風味も。

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』

みなさん、はじめまして。
高殿アカリ(@akari_takadono)といいます。

 


早速本題です。
今日は、映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を見てきました。
(しかも、一人映画のレイトショーで)

 

私は普段、映画や漫画、小説の感想をTwitterで投稿しているのですが、この作品は140字では収まらない!と思い、勢いでブログを開設してしまいました。
それほど、面白い映画だったのです。

 

ある田舎街に現れた殺人ピエロ。
“それ”を見てしまった子どもたちが、次々と行方不明になっていく中――。
7人の少年少女たちが“それ”に立ち向かう!!

 

そんなあらすじのホラー映画です。

 


まずは、作品の感想から述べていきます。

 

何より、一番面白いと思ったのは、きちんとストーリーに内容があることでした。
ホラーとして驚く側面もありながら、少年少女たちの友情、冒険、そして恋愛など、それはまさに青春のお話でした。

 

約2時間少しと比較的長い上映時間だったにもかかわらず、一度も退屈はしませんでした。
皮肉の効いたユーモア、少し甘酸っぱい三角関係、試される彼等の絆、そして“それ”の恐怖。

 

エンターテインメントが盛りだくさんの作品でした。
驚き、笑い、微笑み、そして後半には少しだけ涙がウルっと。

 

正直、たった1つの映画でここまで多くの感情を引き出されるとは予想もしていませんでした。

 

ハリーポッター』シリーズや『グーニーズ』、『ホラー・ハウス』(アニメ映画)にも、近しいところがあるように思いました。

それでいて、きっちりとR15指定のグロさや恐怖も描かれており、秀逸でした。

 

個人的には、ホラーゲームにしても面白いものができるのではないだろうか、と考えたり。(笑)

 

ただし、ホラー映画の恐怖、驚きだけを楽しみたい人には少し物足りない作品かもしれません。
また、ホラーが苦手だという人にもお勧めは出来ません。
怖いだけではないけれど、全く怖くないというわけでもないですからね。(笑)

 

話の軸がしっかりしたホラー作品が好きな方や、冒険譚が好きでホラー映画が特別苦手ではないという方にはぴったりの映画なのではないでしょうか。

 


次に、キャラクターたちに関する感想を。

 

子役たちの演技が、全員びっくりするくらいとても上手でした。
そして、みんな可愛かった。。。。

 

青春時代に特有の儚さや危うさにハラハラドキドキ致しました。

そして、唯一の女の子ベバリー(ヒロイン)がとにかく可愛かった。
パーマがかった赤毛と魅惑のグリーンアイは、同性の私でも胸がときめきました。

 

男の子たちも良かったですね。
みんなそれぞれキャラクターがたっていましたし、身体つきや性格もバラバラで、でも、いやだからこそ、彼等の友情は深いのでしょう。

個人的には主人公ビリーのなで肩と、色の白さ、そして髪の毛のサラサラ加減に撃ち抜かれっぱなしでした。(笑)

 

“それ”のピエロもまた、魅力的なキャラクターでした。
ホラー映画『チャッキー』シリーズのチャッキーのように狂気的な面もありつつ、きちんと論理的な話の通るピエロでした。
彼が勢いよく画面に向かって走ってくる度、私は思わず笑っていましたが。(笑)

 

それから、大人たちはみんなしてまともではありませんでした。
何だかんだ、あの街の大人たちが一番怖いかもしれない、なんて思うくらいには。(笑)

 


最後に、作品自体の話を少々。

 

この『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、実はリメイク版になります。
そして、ホラー小説界の巨匠スティーブン・キング氏の原作を元に作られた作品でもあります。

 

残念ながら、私はリメイク前の映画も、原作も知らないのですが。
スタンド・バイ・ミー」や「ダークタワー」(2018年1月に映画化)といったS・キング作品は大好きです。

 

スタンド・バイ・ミー」(原作)のような雰囲気を感じる度に、あぁキング作品だ、と楽しかったですね。
(「スタンド・バイ・ミー」も映画化されています)

 

そして、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、これだけで終わりではありません。

なんと、第2章が2019年に公開予定とのことです!

 

ますます目が離せない、そんな作品です。
2019年の公開前に、まずは原作とリメイク前の映画を見てみようと思います。

(そして、今作のDVDが出たら買っちゃうんだろうなぁ……笑)

 

それではまた、どこかで。