高殿アカリのゆるゆるブログ

映画、漫画、小説など心に刺さったものについて、ゆるゆると書いていくブログ。ときに、ちょっとしたエッセイ風味も。

PRIDE月間🏳️‍🌈✨(マジョリティの「みんな」へ)

6月はPRIDE月間。
せっかくだから、LGBTQ+について思ってることを徒然なるままに。

LGBTQ+に関する記事や講演はたくさんあるのにも関わらず、日本での認知度がまだまだ低いのは何故?

どうやらInstagramでは、日本人がPRIDE月間であることを知らずに虹色が可愛いからって理由でハッシュタグを付けているらしいよ。
ちょっと怖い。無知って可愛いけど残酷だよね。

認知度が低いのは、つまるところ当事者意識がないからだと思うのよね。
当事者じゃないもん。っていう意見もあるけど、そこをちょっと突いてみたい。
LGBTQ+自体に関する記事は本当に腐るほどあるから。笑

当事者じゃないって意識はたぶん、「名前がないから」ってとこから来ると思うのよね。
私達はマジョリティ。多数側で、だから「普通」で、「みんな」と一緒で、「特別」な名称はないよ。
って思ってるからなんじゃないかなぁ。

そんなことないよ。
あなたたちにも名称はあるよ。

たとえば、性自認が一致していない人に「トランスジェンダー」という名称があるように、性自認が一致している人の名称は「シスジェンダー」。

たとえば、性自認と同じ性の人を好きになる人の名称が「ホモセクシャル(同性愛者)」なら、性自認と異なる性の人を好きになる人の名称は「ヘテロセクシャル(異性愛者)」っていうわけ。

だから、世界のマジョリティ側の名称は「シスジェンダーヘテロセクシャル」ってだけ。

 

ここから先は完全に私の考えになるんだけど。
LGBTQ+の「+」には、私みたいなAセクシャルやクエスチョニングのことも含まれているだろうし、パンセクシャルXジェンダーDSD(性分化疾患)その他多くのセクシャルが含まれている。

そして、その中にはシスジェンダーも、ヘテロセクシャルも含まれていると思っている。
変わらないよ、マイノリティもマジョリティも。

あと、セクシャルやジェンダーは変わってゆくものだから。
今はマジョリティかもしれないけれど、それがずっと続くかは分からないし、あなたはそのままかもしれないけれど、パートナーもそのままかどうかは分からないし。

本当はね。
誰にもなんにも分かってないんだよ。

Aセクシャル含め、グレーセクシャル、デミセクシャル、AロマンティックなどはLGBTQ+の中でもまだまださらに認知度が低いし、なんなら名称すらネット用語だからこれからどんどん変動していくだろうし。

私の知らないセクシャルもたくさんたくさん、あるだろうし。

LGBTQ+だから何?
って思うかもしれないけれど。

名前がある、って素敵なこと。
PRIDE月間がある、知ってもらえる、って素敵なこと。

自分の人生に誇りを持つために、必要不可欠なことなんだよ。

だからさ。
たぶん、他人事じゃないんだよ。

誰かを愛するとか愛さないとか、そういう話でもあるし、そういう話ではない気もするし。
たぶん、生き方の問題だから。

あなたがあなたである為に。
わたしがわたしであれるように。

名前があって、知ってもらうチャンスがあって、そうやって初めてマジョリティと同じ声の大きさを獲得することができるんだよ。

知ってもらう為、微力ながらつらつらと。
それでは、また何処かで。

 

DSDに関しては、LGBTQ+とはまた異なる側面を持っています。